top of page

犬の甲状腺機能低下症

甲状腺とは
甲状腺はのどのやや下の左右にあり、甲状腺ホルモンなどを分泌する腺組織です。
小さな組織で、代謝を司る甲状腺ホルモンを分泌し代謝をコントロールしています。


甲状腺機能低下症とは
犬では内分泌疾患の代表的な疾患の1つで、
甲状腺で産生されるサイロキシン(T4)や、トリヨードサイロニン(T3)から成る甲状腺ホルモンの
欠乏によって起こります。
 

症状
症状の程度は様々ですが、典型的な症状として、
「​運動性の低下」や、「無気力」「肥満傾向」などの症状が起こります。
甲状腺ホルモンは生きていく為のエネルギー代謝と、体を形作るタンパク質、
ビタミンなどの利用、合成、排泄などの代謝に影響します。
この為、甲状腺機能低下症は全身的に様々な影響が生じます。
「​低体温」や「よく寝る」「肥満」「皮膚の色素沈着」「脱毛」など
その他、「運動したがらない」「無気力」「生殖能力の低下」「歩行の異常」「筋力低下」
など、老化現象と判断されるような症状や、

​前提疾患、顔面神経麻痺、咽喉頭麻痺など神経疾患を疑うような症状まで様々です。





 

bottom of page